株式会社カラー

沿革

2006 – 2010

2006

5月17日
創立

大安吉日、創立。会社名の「カラー」はギリシャ語で「歓喜」の意。命名とロゴの手書き文字は取締役・安野モヨコによるもの。


9月15日
スタジオカラー設立

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの制作開始に伴い、株式会社カラーのアニメーション制作スタジオとして、スタジオカラーを設立。こちらもロゴの手書き文字は安野モヨコによる。


2007

9月1日
劇場用アニメーション映画 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
EVANGELION:1.0 YOU ARE (NOT) ALONE.』公開

製作・配給(クロックワークスと共同)
制作/スタジオカラー

自社製作・共同配給による『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ第1部。興行収入20億円。監督は摩砂雪・鶴巻和哉。総監督は庵野秀明。


2008

4月25日
DVD『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
EVANGELION:1.01 YOU ARE (NOT) ALONE.』発売

『:序』の画・音声に再調整を加えて製作した「:1.01」バージョン。フィルムのトーンにこだわり、新たに35ミリフィルムレコーディングした素材をHDテレシネしたマスターにて収録している。特装版と通常版が存在し、特装版の特典映像として全編に人物名や地名などのテロップがのる『Explanation of EVANGELION:1.01』も制作した。


2009

5月27日
ブルーレイディスク・DVD『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
EVANGELION:1.11 YOU ARE (NOT) ALONE.』発売

『:序』に新作カットを追加、さらに画・音声に再調整を加えて製作した「:1.11」バージョン。本編制作時そのままのデジタルマスターにて収録。


6月27日
劇場用アニメーション映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.0 YOU CAN (NOT) ADVANCE.』公開

製作・配給(クロックワークスと共同)・宣伝
制作/スタジオカラー

製作・共同配給に加え、宣伝も自社で担当した『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ第2部。興行収入40億円。監督は摩砂雪・鶴巻和哉。総監督は庵野秀明。


2010

5月26日
ブルーレイディスク・DVD『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE.』発売

『:破』に新たなカットを追加、画・音声に再調整を加えて製作した「:2.22」バージョン。


2011 – 2015

2011

8月24日
ミュージックビデオ『pair*/メーウ』収録
コンパクトディスク発売

制作/スタジオカラー
スタジオカラーデジタル部が単独で手がけた初作品。2人組バーチャルアイドル「メーウ」をフルCGアニメーションで描くミュージックビデオ。監督は小林浩康。


9月3日
劇場用実写映画『監督失格』公開

製作(コイノボリピクチャーズと共同)
庵野秀明の実写初プロデュース作品。2005年に34歳の若さで急逝した女優・林由美香にまつわる、「喪失」と向き合う人々を描いたドキュメンタリー映画。TOHOシネマズ 六本木ヒルズでの独占先行ロードショーから、全国ロードショーへと拡大した。音楽は矢野顕子。監督は平野勝之。


2012

4月6日
テレビ番組『コンテンツビジネス最前線 ジャパコンTV』
オープニングアニメーション放送

制作/スタジオカラー
BSフジ放送の番組のテーマである「ジャパニーズ コンテンツ産業」をモチーフに、庵野秀明、本田雄など9名のアニメーターが各自のパートをそれぞれ自由に描いたオープニングアニメーション。監督は平松禎史。

7月10日
展覧会『館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技』展示映像『巨神兵東京に現わる』公開

制作(特撮研究所と共同)
ミニチュア特撮の魅力と新たな可能性を伝えるべく制作した特撮短編映画。庵野秀明がスタジオジブリの鈴木敏夫と共同で製作プロデューサーを務め、作家・舞城王太郎による「言葉」を元に脚本も手がけた。他に巨神兵のイメージデザインを前田真宏、光学作画を庵野、その動画をスタジオカラーが担当している。監督は樋口真嗣。

11月17日
劇場用短編実写映画『巨神兵東京に現わる 劇場版』公開

制作(特撮研究所と共同)
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の同時上映作品として、『巨神兵東京に現わる』の画・音声に新たな調整を加えて制作。監督は樋口真嗣。


同日
劇場用アニメーション映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.0 YOU CAN (NOT) REDO.』公開

製作・配給(ティ・ジョイと共同)・宣伝
制作/スタジオカラー

自社製作・共同配給・宣伝による『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ第3部。興行収入53億円。監督は摩砂雪・前田真宏・鶴巻和哉。総監督は庵野秀明。


2013

4月24日
ブルーレイディスク・DVD『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.33 YOU CAN (NOT) REDO.』発売

『:Q』の画・音声に再調整を加えて製作した「:3.33」バージョン。初回特典として「オリジナルサウンドトラック」のコンパクトディスクが同梱された。

8月29日
プロモーションビデオ『魔神ステーション』公開

制作/スタジオカラー
レベルファイブ製作のゲーム『魔神ステーション』の世界観をフルCGアニメーション化。監督は小林浩康。


11月23日
ミュージックフィルム『Shiro SAGISU petit film #01』公開

制作/スタジオカラー
作編曲家・鷺巣詩郎の依頼により、アルバム『Evangelion Piano Forte』と『SHIRO’S SONGBOOK ‘Xpressions’』発売記念として制作。『エヴァンゲリオン』シリーズの次回予告曲のアレンジバージョンにのせて、ピー・プロダクション制作の特撮作品や、前田真宏によるラフなアニメーションなど、多彩なイメージが紡がれる。のちの『日本アニメ(ーター)見本市』の発想の原点ともなった作品。ナレーションは林原めぐみ。監督は樋口真嗣・前田真宏。

12月29日
短編アニメーション『超亜空間防壁チーズ・ナポリタン』公開

制作/スタジオカラー
GMOインターネットグループの「GMOアプリクラウド」及び「ConoHa」公式キャラクターたちが活躍するフルCGアニメーション。監督は鬼塚大輔。


2014

11月7日
ウェブ配信アニメーションシリーズ
『日本アニメ(ーター)見本市』配信開始

製作(ドワンゴと共同)
制作/スタジオカラー(一部作品を除く)

一定の制作費とおよその呎、声ノ出演に山寺宏一と林原めぐみを起用することを共通の条件として、それ以外は題材、手法、スタッフなど自由につくられる短編アニメーションシリーズ。これまでに全36話を制作している。ロゴの題字は宮崎駿。題字色彩は鈴木敏夫。(ーター)くんキャラクターデザインは、企画立案(エグゼクティブプロデューサー)でもある庵野秀明。


12月3日
ミュージックビデオ 『Beautiful World』 公開

制作/スタジオカラー
シンガー・ソングライター・宇多田ヒカルのデビュー15周年記念ソングカバー・アルバム『宇多田ヒカルのうた ー13組の音楽家による13の解釈についてー』プロモーション企画として制作した、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』テーマソングのミュージックビデオ。『新劇場版』シリーズの映像を、新作カットも含め特別に再編集した。監督は鶴巻和哉。


2015

7月18日
劇場上映『日本アニメ(ーター)見本市』開催

『見本市』のファーストシーズン全12話と、ウェブ配信前だったサードシーズンから5話を2週間限定で全国劇場上映。その1週間前には「初号上映イベント」と題し、新宿バルト9にて先行上映及び『見本市』の監督ら14名が登壇するトークイベントも行われた。


8月26日
ブルーレイボックス
『新世紀エヴァンゲリオン Blu‐ray BOX』発売

庵野秀明原作によるテレビアニメーション『新世紀エヴァンゲリオン』全26話及びビデオフォーマット版4話(監督/庵野秀明)と、劇場用アニメーション映画『新世紀エヴァンゲリオン劇場版』全3作品(監督/摩砂雪・鶴巻和哉 総監督/庵野秀明)を収めたブルーレイボックス。『劇場版』のうち「EVANGELION:DEATH」は初ソフト化となった。特典映像として制作当時のメイキング映像を構成・編集した『劇場版#26実写パート 撮影現場場景』などを新たに制作した。


同日
DVDボックス
『新世紀エヴァンゲリオン TV放映版 DVD BOX』発売

『新世紀エヴァンゲリオン』全26話をテレビ放映時そのままのバージョンで初ソフト化。併せて『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』TV放映版を収録、「EVANGELION:DEATH(TRUE)」が初ソフト化となった。


2016 – 2020

2016

7月29日
劇場用実写映画『シン・ゴジラ』公開

プリヴィズ制作/スタジオカラー
庵野秀明脚本・編集・総監督作品。映画全体の設計図といえるプリヴィズ制作をスタジオカラーが担当した。プリヴィズCGI監督は宮城健。プリヴィズ監督は庵野秀明。


9月19日
ミュージックビデオ『桜流し』公開

制作/スタジオカラー
宇多田ヒカルのアルバム『Fantome』発売記念として制作した、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』テーマソングのミュージックビデオ。『:Q』の映像を中心に、新たに撮影効果などを加えて再編集した。監督は吉崎響。


10月15日
劇場上映『ゴーゴー日本アニメ(ーター)見本市』開催

『見本市』セカンドシーズン及びサードシーズンから12話と、初公開となる新作『機動警察パトレイバーREBOOT』を1週間限定で新宿バルト9、梅田ブルク7にて上映。


11月23日
展覧会『株式会社カラー10周年記念展 過去のエヴァと、未来のエヴァ。そして、現在のスタジオカラー。』展示映像
『よい子のれきしアニメ おおきなカブ(株)』公開

企画・製作
制作/スタジオカラー

安野モヨコが『10周年記念展』及び本冊子のために描き下ろした漫画をアニメーション化。監督は小林浩康。


2017

1月19日
短編アニメーション
『GRAVITY DAZE The Animation ~Ouverture~』公開

制作/スタジオカラー
SIE JAPANスタジオ製作によるPlayStation®4用ソフトウェア『GRAVITY DAZE 2』のプロモーションのため、スタジオカラーデジタル部が制作。監督は小林浩康。


2月18日・25日
テレビアニメーション『龍の歯医者』放送

製作(NHK・NEP・ドワンゴと共同)
制作/スタジオカラー

『日本アニメ(ーター)見本市』から、舞城王太郎原作による同名作品の長編化が、NHK BSプレミアムのテレビアニメーションとして実現。監督は鶴巻和哉。


2021 – now

2021

3月8日
劇場用アニメーション映画
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』公開

配給/東宝、東映、カラー
宣伝/カラー、東映
制作/スタジオカラー

自社製作・共同配給・宣伝による『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ第4部にして完結編。興行収入102.8億円(2021年12月15日付け)。監督は鶴巻和哉、中山勝一、前田真宏。総監督は庵野秀明。

8月25日
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』
EVANGELION:3.333 YOU CAN (NOT) REDO.
4K Ultra HD Blu-ray&Blu-ray発売


2022

3月15日
「Adam by Eve: A Live in Animation」

一部パート『暴徒』制作に参加(パート監督:吉﨑響)
配信および1週間限定上映

5月13日
映画『シン・ウルトラマン』公開

企画・脚本/庵野秀明


2023

3月8日
劇場用アニメーション映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』
Blu-ray&DVD発売

3月18日
映画『シン・仮面ライダー』公開

脚本・監督/庵野秀明


(文中敬称略)